Hira2’s.diary

そらはいつだって淡々としている――。

いい人探し。

2017/04/07 0:00

賃貸の部屋を借りようとするとき、どうやって探すだろうか。
今は、大手サイトのSUUMO、アットホームなど、なかには春の応援10万円キャッシュバックフェアと銘打ったサイトも散見され、消費者の目移りに余念がない。

あれはネットだけで探し始めると、とにかく時間がかかって仕方がない。
最初は理想だけが膨らみ、次第に現実味に戻り、そしてまた理想に返り咲くといった、この浮き沈みのなかを行ったり来たり繰り返すから、絞り込む作業というより、広げる作業をやっているようなものだろう。
仮に、目ぼしい物件を見つければ、前乗りして下見くらいまではする。それでもやはり決心がつかない。よほどの気概がないと、とうとう最後は面倒くさくなって「今のままでいいや」となるのが、おおよそのオチなのだ。

昔のお部屋探しは、まず不動産の窓口に足を運ぶのが、慣例だった。
しかし今は、ネットの物件情報があまりにもリアルタイム過ぎて、もう街の不動産屋は必要ないと消費者側が勝手に淘汰してしまっている。

しかし、ネットの普及で、情報が乱立するからこそ、街の不動産屋が大切になった、と思っている。街の不動産屋といっても、老夫婦がやっているようなお店ではなく、毎年、新卒を採用している県下で有数の会社を指すのだ。

彼ら営業マンは、とにかくさばく件数が半端ではない。
お客さまを一目見ただけで、どの部屋を選ぶかはだいたい想定できるまでに目が卓越してしまっている。お客さまがいくら口では、「えーと、希望は・・上層階、南向き?そして眺めがいいところ」なんて伝えても、内心では「はい、はい」とだけで聞いているだろう。

で、実際内覧して、
「ここに決めます!」
「え?でもお客さま、南向きをご希望でしたよね、しかもここ2階ですよ」
「え、まー、でもここがいいです」

こんなやり取りは日常茶飯事で、しかも内覧した部屋というのは、営業マンが薦めた部屋である。結局、そのお客さまに元々希望なんてないことを見抜かれていたということだ。それは、人が本気で譲れない部分があるときは、たった一つだけだからだろう。もし二つ以上あれば、二つともウソであり、三つ以上あれば、部屋探し自体がウソかもしれない。

本当の現実は、営業マンだけが知っているということだ。であれば、一任するべきだ。
当然営利企業だから、自分たちの管理物件を薦めてくるだろう。でも管理物件だからこそ、隣戸にどんな人が住んでいるかを逐一把握できている。
この人は誠実だなと思えば、100%その物件を信じていいと思う。
そして入居後、その営業マンから御礼のハガキが来たら、200%信用していい。
これは実際の話である。まだ若いスタッフなのに律儀にハガキを出しているのだ。

また引越しするときは、是非そんな営業マンを介したほうがいいし、独立でもしようものなら、信者になっていいと思う。
心の応援フェアは、されるより、しているほうがずっと楽しいのだ。

 

P.S.
半信半疑ではなく、全身全霊のお任せ。

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