Hira2’s.diary

そらはいつだって淡々としている――。

壊れかけの仕事人。

2017/04/06 0:00

先日、パソコンが壊れると、ついでに部屋の冷房も壊れ、温水器、愛車のサイドミラー、近所の犬、ジャンガ、一つが壊れると立て続けに壊れるものだ。
賃貸であれば、管理会社に伝えるだけでオーナーが必要費としてカバーしてくれるが、自己所有物件であれば、普段からメンテに目を光らせないといけない。
もし壊れれば、自分でメーカーの修理センターなどへ問い合わせすることになる。

だいたい、この「センター」という名称からして、たらい回しの代名詞ではないかと思うときがある。何を聞いても、「そうですね・・ちょっと現物を見てお見積りをしてみないと・・」の受け答えで、すぐに症状が判然としないし、センターの趣旨は、とりあえず現物を送ってもらうか、各支店の担当を現地に派遣して、詳しいことは、その担当に聞いて欲しいという御用聞きサービスだ。誰しもが、急用で病院に電話するときは、まずは、ある程度の病名や原因を知りたいときだろう。

こと住宅設備の修理に関しては、とにかく面倒くさいイメージがあるのだ。
そして、来る担当までもが、どうにかして新品に替えてもらおうと躍起になるから、このやり取りがまた面倒くさい。出張費を取る以上、もう少し気の利いたことが言えないものだろうかと思ってしまう。

モノというのは、買ったときの喜びより、直ったときの喜びのほうが大きいものだ。「あー、直ったー」と心から感激の声が溢れ出て、涙腺の緩い人だったら、本当に泣く人だっている。

であれば修理は、モノ創りと同等、もしくはそれ以上であろう。
修理して直ることで、さらにそれを使い続けるわけだから、愛着という意味では充分に有益費として見ていいし、プロあれば、「新しい商品に替えたほうがいいですね」なんて言葉を発するべきではない。それは、主治医から、「来世に期待しましょう」と言われるようなものだ。

そして、今までいろんな営業マン、サービスマンを見てきて思ったのは、どんな下請け孫請けであれ、最初に名刺を差し出してこない人に、まともな人がいなかった。
風貌や言葉遣いがそこそこでも、必ず最後にボロを出す。つまり最初から自信がないのだ。

ある人が、「名刺を持てるだけでも有難いこと」だと言っている。
少なくとも会社側からは、「こいつだったらお客さまに会わせてもいい」と太鼓判を押してもらっているし、認めてもらっているわけだ。

しかも会社は、余程のことが無い限り、ギリギリまで使ってくれるし、叱咤激励で育ててもくれるのだ。従業員が先に愛者精神をちょうだいしているといっていい。

ただ、一人が完全に壊れれば、周囲にまで連鎖する。
であれば、そうなる前に自分から身を引くのも、立派な愛社精神といえるかもしれない。

 

P.S.
名刺は、プロ意識の代名詞。

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