Hira2’s.diary

そらはいつだって淡々としている――。

あなた真剣な目をしたから。

2017/03/12 0:00

人は余程のことが無い限り、怒ることはない。みんな柔和な顔をして生きている。ついさっきまで機嫌がよかったのに、ちょっと不機嫌になるときくらいはあるものだ。

通信簿に毎回、「気性が荒い」とか「落ち着きがない」と書かれている人でも、平仮名を省けば、「『気』高い『性』格で、『荒』波を超えるほどの度量と万に一人の存在に『落着』します。」と解釈させるための暗号文なのだ。

とはいえ、ふと気が付くと、本当に機嫌の悪い人がいる。
自分のことだ。

原因は、うどん屋の駐車場に入ろうとしたら、引越し屋のトラックが、出入り口の区画先頭にドンッと停まっていたからだ。狭くて、入れやしない。
お腹を空かせた愚か者が、中で呑気に食事しているのだろう。

行って、当人たちの目の前で仁王立ちし、ガツンと、笑わせて鼻から麺を出してやりたいくらいだ。
飲食店内で、子どもたちが走り回っているのに、それを知らんフリしているお母さんの顔を見たら、鼻からオレンジジュースを出してやりたいときと同じ衝動である。
そして、走っている子どもに向かって、ガツンと「君たちはひたすら正しい!」と伝えた場面を彷彿する。

先日、WBCキューバ戦で、ホームランボールをフェイス越しにキャッチしたと、観客の少年がネットで叩かれた記事があった。バックネットで叩かれたわけでない。インターネットだ。

少年は、ちゃんとマイグローブを持ち込んで、厳正にキャッチしている。
外野とはいえ、最前列だ。そこそこ高い料金をお小遣いから賄い、事前に予約するのも相当大変だったと思量される。
少々、フェイスからはみ出した行為だが、その辺の酔っぱらったオヤジが、素手でキャッチしたよりは、夢がある。
もし自分が打った選手本人だったら、男らしく黙ってその少年を、笑わせ鼻からスプライトを出してやるところだ。

でも最後は、許してあげる。
そして、抱きしめてあげる。

ある人が、「競争とか、いがみあっても、まったく×10、いいことはない。」と言った。
自分も、まったく×20、その通りだと思う。競い合っていいことがないのだ。
大企業が最後に合併するのは、そういった域に達したからである。その人の度量は、包容力で決まるのだ。

だから、先の引越し屋さんを許してやることにした。
もう我慢してあげる。牛乳で。

 

P.S.
ため息や鼻息より、呼吸を止めて一秒、互譲する。

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る

スポンサー広告

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

スポンサー広告