Hira2’s.diary

そらはいつだって淡々としている――。

小学生のままが良かった。

2017/02/27 0:00

まもなく卒業式だ。
小学6年生は初めての式で、予行練習や進級準備でいろいろと忙しかろう。

忙しいのは、5年生もだ。お別れ会なるもので、笑いを企画しなければいけない。
ある小学校では、「ブルゾンちえみ」の劇をするらしい。
「ブルゾンちえみよ!ブルゾンちえみ!」、子どもたちは息を巻いて話しているが、こっちはまったく分からないのだ。誰だ、それは。
堀ちえみなら知っているが、彼女と卒業式に接点が見当たらない。子育ても落ち着き、またブレイクしたのだろうか。

「もう、調べてみ、YouTubeで~。」
いつもこうやって、軽くいなされる。
なんでもYouTubeで解決できると思っているのか。中高になって、ユーチュー部があると思ったら大間違いだぞ。

面倒くさい気持ちを押し殺し、動画を一応見てみた。
たんに書類をばら撒くOLさんじゃないか。会社だったら、とっくにクビだろう。

同じように、卒業証書をばら撒くとうオチか。だったら、現金か白紙の小切手にしてほしいものだ。
しかも台本まで学校が用意している。テレビばかり見ずに勉強しましょう、という学校の威厳も、なんたる薄弱さだろうか。

いざ本番当日、知らない保護者やPTA役員はどうリアクションしたらいいのか。
顔を引き攣らせて笑みを浮かべ、全然ツボではないところで手を叩き、なぜか、卒業式とは違う涙が溢れだし、思いもよらない寒気に襲われ、保健室に逃げることだろう。

 

お別れ会なのだから、真剣にお別れを伝えたらいい。別におちゃらける必要がない。

「5年間ありがとうございます。一番の思い出は、よくそこまで先輩ズラできたものだと感心したことです。上級生なのに生活態度は、全然下級でした。無くなった傘は何本だと思っているの?100本、あと5,000万本。おかけで培われたのは、友達できるかなより、100人乗っても大丈夫イナバの精神です。先輩たちは、おそらく中学でいじめられることでしょう。したことは返ってくるのです。でも再来年、助けに行きます。」と、本音で伝えたらいいのだ。

でも、これらの言葉には重みがある。
わずかな愛が垣間見えるのだ。

言葉を贈るときは、ほぼ10割の本音と一滴の優しさだろう。
無機質に入ったボウルのメレンゲも、たった一滴の食紅で、ふぁっと広がるのだ。

10プラス一滴。さあ、華々しく中学校に行ってきー。

 

P.S.
たった一滴の涙も、海になる。

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