Hira2’s.diary

そらはいつだって淡々としている――。

商売のナルシスト。

2017/02/26 0:00

家族風呂なんかの「お時間10分前です」は、大変有難い。
鏡の前で、着替えるのも忘れるくらいに自分の体に惚れ惚れしているときがほとんどだ。
こういった声掛けは、防衛対策にも寄与している。
もしかしたらお客さまがお風呂で浮いているかもしれない。宿と間違えて、布団を探しているお客さまに気付きも与える。

しかし、「ラストオーダーになりますけど、他にご注文はございませんでしょうか?」の声掛けは、いただけない。
意気揚々と、溢れんばかりの声で嬉しそうだが、お客さまは、会話の途中に割って入られ、相当拍子抜けするものだ。

くつろいで談笑しているときに、閉店時間なんか気にしないだろう。アルコールよりアンコールだ。
大抵のお店は、ラストオーダー閉店30分前と書いてある。21時なら20時半だ。
閉店と同時に帰りたくて仕方がないスタッフたちが、後片付けや売上げ計算をする時間を見込んでのことだと思うが、それだったら、初めから閉店時間を20時半にすればいいではないか。
その上で、小さく「21時ラストピリオド」とか「21時強制退場」、「21時を回りますと店長が豹変致します」と書かれたほうが、もっと分かり易いと思うのだ。

営業時間を、ちょっとでも長く謳ったほうが得なのだろうか。
それなら、昼間12時間営業して、ラストオーダー12時間前にすれば、晴れて24時間営業の仲間入りだ。
お店が開く時間をお客さまは、ちゃんと守っているのだから、今度はお客さまが帰りたくなるときまで見守るのが、商売魂というものだろう。

そもそも、営業時間があること自体がおかしい。
「営業中」の看板が、「私、呼吸しています。」に等しい。
モノを売り切れば、そこで終わりだ。「一日限定30杯」とか、「一日売上げ30万円にて終了」にしてみてはどうか。きっと、たった一人で30万円をはたいて買い占めるアホが出てくるに違いない。でもそれでいいのだ。
商売は、時間を設けるより、お金を儲けるところだ。
時間の告知は、有事や災害があったときだけでいい。

仕事は、腰を折るより、くびれを作るのだ。
メリハリある仕事とは、自然なスマート体型をいうのだろう。

せっかくのいい姿である。
鍛える時間よりも、自分に浸る時間のほうがもっと大切だろうと思う。

 

P.S.
「準備中」と「研修中」の撤廃。

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