Hira2’s.diary

そらはいつだって淡々としている――。

愚計メール。

2017/02/21 0:00

都道府県別、警察の防犯メール配信なるものがある。
福岡であれば、「ふっけいメール」だ。

県下事件はもちろん不審者情報などが逐一配信され、地域も細分、福岡市博多区、中央区など具体的に設定でき、波田陽区や闇市以外であれば、何か所でもチョイスできる。

その内容も子細だ。
≪〇月〇日〇時〇分頃、〇〇区〇〇で、見知らぬ男から「ちょっとこっちに来て、お菓子あげる。」と下校中の小学生が声を掛けられる事案が発生しました。男は50代、服装の特徴は・・≫

一日1~2件、似たような内容が流れてくる。
確かに、こういった情報は小さな子どもをもつ保護者にとって有難いだろう。
まさに、父兄(ふけい)メールだ。

しかしたまに、不可解な内容も来る。
≪通行中の女性が、見知らぬ男から「暇?どっか行かん?」と声を掛けられる事案が発生しました。男は、年齢20歳前後・・逃走中。≫(原文ママ)

ただのナンパだ。
しかも逃走中とあるが、まだその辺で呑気にウロついているだろう。
もしくは、あまりのモテなさに、近くのスタバでうなだれているかだ。
「どっかに行こうよ。」という誘い文句に聞こえるが、本人は、「いざゆかん」と、旅の途中の気合いだったかもしれないのだ。それだと、失敬メールだ。

そもそも見知らぬ人だからこそ、声を掛けるものだ。
知っている人にイチイチ話し掛けないだろう。

最近、マンション内で住人同士の挨拶禁止が話題になった。
女性と子どもには挨拶さえ、声を掛けてはいけない風潮になってきた。

でも、名案だと思った。
相手に会釈だけで済ますというのは、畏敬の表れだ。無視するには勇気がいる。
どうしても挨拶したければ、ボールペンに「おはよう。」と声を掛け、「おっ、今日もくびれてるね~」と、花瓶に話し掛ければいい。

話し掛けられる側にも責任があるだろう。
普段から、自信をもって歩いているだろうか。くつはいつも綺麗だろうか。

自分が子どもの頃は、くつがボロボロでもどの大人も声を掛けてくれなかったものだ。くつを凌駕するほど、品格ある畏れ多い子どもに映ったのだろう。

声を掛けられるうちが花である。
人は、受信メールのように、恵まれた人生を簡単に拒否する習性があるのだから。

 

P.S.
≪登校中の小学生が、見知らぬ男から「おはよう、頑張って!」と声を掛けられる事案が発生しました。男は、孫10人、ひ孫20人いる90歳、下はももひき、上はヨレヨレの白いシャツ、・・一緒に散歩していた薄汚い飼い犬とともに犯人を確保しました。ご協力ありがとうございました。≫というメールが流れてきだしたら、拒否しようと思う。

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