Hira2’s.diary

そらはいつだって淡々としている――。

とにかく完了しました。

2017/01/25 0:00

「会員登録が完了しました。」なんて書かれた、ペラペラ紙一枚が届く。

確かに先日、ネットで商品を注文した憶えがある。
しかしわざわざ、そのために配達記録で送るなんて、ムダな経費だろうに。

一つひとつのアクションに、すべて通知を送る気だろうか。
そうなると、トヨタに新車を注文したときなんかは、大変なことになる。

〇月〇日:「今、パネルの取付けが完了しました。」
〇月×日:「今、エンジンの装着が完了しました。」
〇月△日:「申し訳ございません。不手際でタイヤが3つしかありません。三輪でもよろしいでしょうか。」
〇月□日:「先日は失礼しました。お怒りはごもっともです。やっぱ車は四輪ですよね。今が正念場です。あともう少しです。」

さっさと納車しなさい、という話になるだろう。

 

他方、こんな話もある。
債務者の銀行口座に差押えをかけたとする。
事前に「今から取り立てに行きますので準備ください。」と銀行へ電話すると、「確かに命令書だけ来ています。しかし今後の流れが、裁判所から別に通達が来るはずです。」なんて一蹴される。

「もう、来ませんよ。そのペラペラ紙一枚だけですよ。」と粘っても、「個人とは交渉できません!」なんて完全にテロリスト扱いだ。
銀行の支店長クラスでも、正規の手順を知らないのだ。

同じ職場に長く勤めていると、自分より知っている者は他にいない、と決めてかかる。
だのに、外部のアクションをやたらと求めたがる不思議な傾向だ。
それは普段、自分たちが、お客さまにたくさんの書面を送り付けているからだろう。

信用があるものは、簡潔で、しかも一回限りだ。
言葉だって、少ないから重みがある。

プロとアマの違いだと思う。

 

P.S.
〇月▽日:「スマート・スマイル・スピーディアフターサポート会員登録が完了しました。新車の乗り心地はいかがですか。」

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