Hira2’s.diary

そらはいつだって淡々としている――。

「ピザ」の斜塔。

2017/01/22 0:00

たまに宅配のピザを食べたくなる。
ネットの『出前館』を経由して、最寄り店舗へ注文するとすぐに来た。

爽やかそうな好青年だ。
今まで見た配達員にはいない、なかなか利口そうな顔をしている。

訊けば、大手住宅メーカー勤務の経歴があって、二級建築士の資格も持っているそうだ。
ちょっと珍しくて、色々と話し込んでしまった。

 

戦力のほとんどが大学生アルバイトで占めていると。
業務中、新人君にちょっと強く教えるだけで、翌日すぐに「ぶっち」するらしい。
で、「言い過ぎた」みたいに低姿勢で向き合うと、また元気よく出勤してくるという。ピザの生地みたいだ。

おつりの間違いもよくあるという。
許容範囲であれば、会社が損金として処理するらしいけど、範囲も何も、1円でも合わなければデリをした本人が自腹を切らないのだろうか。

駐禁の罰金、営業バイクの軽微な事故でも、全部会社がカバーするらしい。
すばらしい職場環境だと思う。

今は労働者がとてもよく守られている。
組合や、労働基準監督署も大忙しだろう。

 

でも、これらは賃金を担保するためだけに存在するのであって、動機としては充分だろうか。肝心の「労働の質」を心配してしまう。

ポスティングのバイトにしても、反響が無ければ無給という時代が、昔は本当にあったのだ。だから、本人たちは意地になって工夫した。

ブラック企業なんて言葉があるけど、一流の上司が放つ言葉は、往々にして理不尽だ。
理不尽というより、ただ言葉足らずなだけで、
解釈している側に問題がある。

じゃあ、一つひとつ丁寧に説明してくれる人は二流なのかというと、全くその通りで、面白味に欠けてしまうというだけの話である。別に善悪の問題ではない。適応と順応の違いくらいだろうか。

顔は二枚目がいいし、ピザも二枚目無料が嬉しい。
それだけ「2」は、安全で楽である。

そのぶん、一流がひときわ異彩を放ってくる。

 

P.S.
一級建築士は、二級の100倍難しい。

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