Hira2’s.diary

そらはいつだって淡々としている――。

野心とは、十代を捨てることである。

2016/12/25 0:00

高校生ダンス部の公演を観に、会場へ足を運んだ。

30人の女子が踊る姿は、迫力と美しさに魅了される。

昼の部と夜の部、計5時間以上踊り続ける姿は、もう過酷としかいいようがない。
毎年、脱落者が3、4名は出ているという。

 

なるほど幼少期からやっているのか、
ひょうひょうと軽やかに、センターを舞う人もいれば、
中学くらいで習い始めたのか、肩で息をしている人もいる。

真っ白なメイクの裏では、真っ青な表情が待ち受けていることは想像に難くない。

ただ演技中に、「復興支援」だとか、「原爆を忘れない」、
そんな後ろ向きばかりのナレーションで、三部構成になっていた。

ダンスと関係がないし、
踊っているほうも、それどころではないだろう。
「絆」だとか、「仲間」だとか、そんなモチーフは芸術とは言わない。
これを続けていれば、部員が出場条件の30名を割ると思う。

 

集団競技は、幼少期からやっているか否かで歴然とした差が付く。
小学校から大学まで、一番思い出に残るのが、なぜか高校時代だ。

そして問題が、その同窓会である。
結束力が熱いというか、あの輝いていた頃に戻りたいのか、
大人になった今でも、隔年で飲み会の電話がくる。

今は今のスケジュールがあるし、いちいち懐かしむのもどうかと思う。
それに、もう仲間ではない。

街で偶然見かけても、声をかけることはないし、
「へぇ、年とっても変わらないなぁ~」なんて想いながら眺めている。

これからに向かって、
ゼーゼー肩で息をしている青二才のまま、野心をもっていたいのだ。

 

P.S.
マリオのように進んだ画面は、もう戻れない。

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