Hira2’s.diary

そらはいつだって淡々としている――。

紙の家。

2016/12/09 0:00

マンションだと上層階、一戸建てであれば庭が広いと、
「立派なお家ですね~」なんて周囲に持ち上げられて、嬉しくもなる。

でもそれは、家が褒められているのであって、
「家だけが突出して素晴らしいですね~」の嫌味だったりする。

田中角栄の家が立派でも、褒めちぎることはないし、
口に出さずとも、「さすが」と思うはずである。
それは、現実に即しているということだ。

 

数日前、
ある営業マンが「来年4月から、横浜に転勤になるんです~」と嘆いていた。
注文の一戸建てを買ったばかりで、単身赴任が確定していると。

買った理由を訊けば、
「妻が将来、子どもたちに資産のひとつでも残してあげたい。」と言い出したのが発端だそうだ。

 

毎度これを聞くたび、全身の力が抜けるのだ。
そのセリフにではなく、購入に走ったその旦那さまに。

「なぜ俺たちが子どものために、資産を残さなければいけないの?」と反論できなかったのだろうか。
転勤の可能性は、むしろ妻のほうが予見していたはずだし、
そもそも純金以外、資産はぜんぶ負債である。

 

妻から家を買いたいと言い出したら、それは買い時ではない。

潮時だ。

もっと言えば、
妻は、もう伸びしろがないと察知したのだ。

しかし、それは旦那さまが悪い。
さっきのセリフが言えてれば、「ムム、この人できる。」と踏みとどまったかもしれないのだ。

 

男性は、仕事が頭打ちになると、寂しい生き物になって感度が鈍る。
女性は、逆に感度が上がって、
家を買うか、ブランドに走るか、とにかくショッピングだ。

そうやって、
理想だけが立派に構築され、残るのは紙切れだけである。

 

P.S.
潮時だからこそ、転職・独立でやり直すチャンス。

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