Hira2’s.diary

そらはいつだって淡々としている――。

インドカレーのナンの難題。

2016/11/30 0:00

古民家を再生させた、そこはインドカレー店だった。
どこにでもある集落に紛れているから、気を緩めると見逃してしまう佇まい。

インド人シェフと日本人オーナーが切り盛りするお店で、
くつを脱いで、和風のリビングに食卓テーブルだから、
まるで親戚の家にでも、遊びに来た感覚である。

次々とお客が入ってくるのを見て、
よくこの場所が分かるなぁ、なんて感心しながら、
そこにいるみんなが、なんとなく遠い親戚に見える不思議な空間である。

 

さて、
じぶんはあまりご飯を食べないから、選択肢はナンである。

両手で少しずつちぎりながら、ルーに付けて、
豚足でも食べているかのように、みんな揃って手が上を向いている。

インド人は、両手を使うから頭がいいのか!なんて思っていたら、
映画『奇蹟がくれた数式』のインド人は、思いっきり利き手だけで食べていた。
しかもライスだ。

ただ、直に触れることで、食事に集中できる。
ゆっくり咀嚼して、腹八分にし、そしてまた数学公式を考える、
そんな国にも見えた。

 

一つ一つちぎっていく所作は、
今まで捨てられなかった大事な手紙とか、
資料を破っていく感じに似ている。

 

破りながら、吸収できるのだ。

 

したがって、一枚のナンを二度食べたことになる。
気を緩めると、たぶん完食できない。

「ナンのおかわりできますよ~」なんて、
気さくに声をかけたてくれたオーナーだけど、
「いや、大丈夫です」みたい感じで返したら、
ナーンだ、みたいな顔に見えなくもなかったのである。

 

P.S.
次回行くとき、マイ箸は要らないけど、マイスリッパがいる。

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