Hira2’s.diary

そらはいつだって淡々としている――。

不都合な進化。

2016/11/24 0:00

ドアの建付けで「調子が悪い」ときなんか、
具体的にどこが不具合か、原因を探るわけだ。

この言い回しは、
人の体調についても、よく使う言葉である。

男性はまだ、こんな抽象的表現に不慣れなところがあって、
それは先祖、狩猟中にケガをして、
「調子が悪いです」みたいなことを言ったら、
仲間に、ほったらかされた苦い経験があるためだと思う。

でも今は、
気合いだけでは、どうにもならない時代になったのだ。

 

むかしはテレビの映りが悪いと、叩けば直っていた。
それは単に複雑だったからだ。

今の液晶テレビは、叩くにしても薄すぎて難しい。

叩かなくても、うしろを開けると、
電源とメインの、たった二つの基盤があり、
修理というより交換だけで、簡単に直るのだ。

あの鮮明な映像は、
触れることのないハンダづけの網羅が、映し出している。

 

進化とは、
具体と抽象の分離だ。

 

本質の分かる人だけが分かっていればいい。
つまりそれは、じぶんだけが分かっていればいいことになる。

そうしていつか、「調子のいい」人たちで溢れかえるのである。

 

P.S.
「何がいい?」
「なんでもいい」の曖昧な人ほど、後でやたら細かい。

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