Hira2’s.diary

そらはいつだって淡々としている――。

果報は寝て待てない。

2016/11/22 0:00

ふだんテレビはまったく観ないけど、
たまに観たくなるローカル番組が一つだけある。

その放送中に、
地方の酒蔵が出てくると、
そこの亭主は、大抵よくしゃべるのだ。

原料や製法とかを解説されても、まったく興味ないんだけど、
画面の向こうで、華丸の聞いているようで、まったく聞いていない顔が、とても嬉しい。

 

また、亭主の「このお酒は、うちだけです!」という、
お決まりコメントが必ず出てくるけど、
企業なのに、その言葉に違和感を持たない経営センスに、びっくりする。

公共の電波で、家訓は「酒と女は2合(号)まで」で笑いを取っていたが、
うしろで見ていた奥さんと娘に、
「酒蔵と亭主は、2代(荷台)で十分」と内心見下されていたりして。

 

受け継がれた技術とか、洗練された技法とか、
何年も寝かせているから独自のまろやかさだ、みたいな話である。

熟成しているのは、ひたすらお酒のほうなのに。

アルコールさえ入っていれば、
誰でも酔えるし、呑んだぶん、お酒に時間を奪われる気がするのだ。

「こだわり」とは、
じぶんにどれだけ酔いしれたかの差異を言うのではなかろうか。

 

その時間は、
紛れもなくじぶんの熟成である。

 

そういえば、横になってテレビを観ていると、
部屋が適温でも、上から軽くタオルケットを掛けたくなる。

お酒も、テレビも、
体温を奪われるということか。

どうやら、どちらも温暖効果としては、
効いているようで、まったく効いていないようだ。

 

P.S.
「なんしようと?」は、じぶんを戒める言葉だった。

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